勇気ある行動 (courageous action)

| コメント(0) | トラックバック(0)
こんにちは、翻訳 ACN の櫻井です。nemo.jpg
緑の映えるいい季節になってきました。
2月ごろ、いま話題のネモフィラを植えておいたのをすっかり忘れていましたら、庭の片隅で紫がかった青色のきれいな花が2輪咲いていました。朝の嬉しいサプライズでした。しばらく楽しめそうです。

さて、先日満員電車に乗っていた時のことです。ある男性がドア際に立って一所懸命に本を開いて、顔を10センチくらいまでその本に近づけて舐めるように貪り読んでいます。身長190センチくらい、いやもっとありそうに見えます。中背中肉で髪型は短髪で、ちょっとみると服装から何から菅原文太の映画の中での役柄を思わせるような、出で立ち、顔立ち。誰もが目が合っても、視線を逸らして視界には何も入らなかったように振舞ってしまうカテゴリーに入る人物です。

人は見かけによらずとはいいますが、それは大体において見かけによるからですよね。

案の定、その菅原文太、満員電車の中で彼にぶつかった彼より背の低いサラリーマン風の男性にすかさず、睨みを利かせていました。その後、彼はなんとピンク色の蛍光ペンを取り出して徐に読んでいた本に線を引き始めたではありませんか。

でも誰も見て見ぬふりです。僕もです。そして次の停車駅で、小さな、150センチもないでしょう60代後半くらいの女性が乗り込んできました。彼女は文太の横に立ち、彼女の頭は彼の胸にも届かないくらいです。

しばらくして電車が動き出し、みなそれぞれの定位置で落ち着きだしたころ、周りの状況が見えてきたのでしょう。彼女は開口一番、文太に対して「あんた、それ(ピンク色の蛍光ペン)、揺れたときに私の服にくっつぃたら責任とれんの。しまいなさい。」

彼の顔に一瞬怒りが浮かび上がりましたが、同時にチッと彼は舌打ちをして、そしてなんということでしょう。素直にペンを胸ポケットにしまいました。僕の頭の中では、その小さな女性に対して、万雷の拍手が数分間鳴り止みませんでした。おそらくその表情から、文太のすぐ周りにいた人たちも・・・。

ペンは時に、凶器にもなり得ますからね。勉強、読書も大切ですが、TPOをわきまえたいものですね。

ではまた。
(櫻井)

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://soubbs.net/mt/mt-tb.cgi/272

コメントする

このブログ記事について

このページは、翻訳のACN スタッフブログが2017年5月18日 13:33に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「モネフィラの丘」です。

次のブログ記事は「緊張する瞬間」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。