警察の闇

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こんにちは。テープ起こしACNの吉井です。
東京地方も梅雨入りし、雨模様のお天気が続いています。
今年の冬は関東地方の水源である栃木県や群馬県の降雪量が少なかったことと、これまでの降雨量が多くなかったため、夏の水不足が懸念されています。
そうならぬよう、この梅雨の間に解消できることを祈るばかりです。

先日1冊の本を読みました。そして読み終えた後、いつもとは違う重い気分になってしまいました。
その本は「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」(稲葉 圭昭著)です。
北海道警の警部補だった著者が大学を出て警察組織に入り、2002年に覚せい剤取締法違反で逮捕されるまでの話です。警察の闇.jpg
驚くのは、これは小説ではなく、すべて実話だということです。思わず「嘘だろ?!」と言いたくなるようなことばかりです。
稲葉事件として、当時北海道内では注目された事件のようですが、私はこの事件の存在を知りませんでした。

1995年に國松孝次警察庁長官が狙撃された事件を受け、警察では各署ごとに拳銃押収のノルマが以前よりも強く課されるようになったそうです。
著者はそれを達成させるために懇意にしている反社会的勢力から多くの拳銃を調達し、上司から一目置かれるようになります。
それをきっかけに、やらせ逮捕、おとり捜査、家宅捜索令状なしのガサ入れ等、どんどん違法行為に手を染めるようになります。
刑事はいろんな情報を取るために、「エス」と呼ばれる情報提供者を何人かつくり、彼らから犯罪に関係する有力な情報をもらうそうですが、彼らはもちろん堅気の人間ではありません。
情報を提供してもらう見返りに、犯罪行為を見逃したり、それに加担したりすることもあるそうです。

そして一番驚いたのが、泳がせ捜査という名のもとに道警が反社会的勢力による覚醒剤130キロ(末端価格40億円)と大麻2トン(末端価格60億円)の密輸を手引きした件です。
この捜査は失敗し、密輸された薬物の行方はわからなくなってしまうという杜撰ぶりです。
もちろん、これは著者が一人で行ったものではなく、北海道警や税関の人間も複数関与しています。結果的には、この件で自殺した上司や著者に責任が押し付けられ、それ以上の追及はなされなかったそうです。
警察組織の隠ぺい体質恐るべしです。このように信じられないことが実際に警察で行われていたという事実には驚くばかりです。

この本は綾野剛さん主演で映画化され、近日中に公開されるそうです。

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このページは、翻訳のACN スタッフブログが2016年6月17日 18:25に書いたブログ記事です。

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