手刀を切る (making a chopping motion)

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皆さん、こんにちは。翻訳ACN の櫻井です。images13.jpg

先週末九州場所で今年の大相撲が終わりましたね。
個人的に憎さあまって可愛さ100倍、
憎たらしいほど大好きだった北の湖理事長が亡くなられて、
非常に寂しい限りです。
 
それにしても解説の北の富士さんが熱弁していたように、大相撲も、
門戸を開放した結果、外来勢が優勢になり、国内勢がなかなか勝てないという、
ウィンブルドン現象(Wimbledon Effect)が
続いて久しいので、そろそろ日本人横綱の誕生を期待したいところです。
 
さて、その相撲の土俵下で自分の取り組みを待つ力士の前を別の力士が横切る時、
横切るほうの力士が軽く片手をあげます。これを"手刀を切る"といいます。

日本では、人の前を横切る時、または雑踏に分け入っていく際などに、
縦にした片手を体からやや離した位置で小さく数回上下させます。

これは東アジアでは日本特有のものだそうで、
特に人混みへ分け入っていく場合には、
手刀をやりつつやや腰をやや屈め気味にしながら、
「すみません」、「前を通ります」などの言葉を添えて通ります。
英語の「Excuse me.」にジェスチャーを加えた感じでしょうか。

手刀は元々、相手に掌を開いてみせることで、自分が武器を持っていないと
表しつつ、自分が通ろうとしている道をも示すと言う便利な所作です。
また、腰を低めにすることや言葉を言い添えるのは、謙虚さの体現とも言えます。

女性が手刀切るのはちょっと勇ましい感じがしますが、
ちょっとしたしぐさは、そのひとの心根、気もちを表します。
伝統と格式を重んじる角界では、当然の所作かもしれませんが、
わたくしたちの生活の中で、しばしば人の前、視線を横切る時があります。
そんなときにさりげないしぐさが、場を和ませることがあります。

まもなく師走、一年で一番せわしない月になります。
いろんな意味でストレスも溜まりますが、
ちょっとした所作で、無駄な衝突を避け、
困難を切り抜けられることもあるかもしれません。

元気に年の瀬を乗り切りましょう。
力士は勝って懸賞金を行司から受け取るときにも、
手刀を切りますね。

僕も宝くじでも当てて、もらうときに手刀切りたいな。

では、また。

(櫻井)

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このページは、翻訳のACN スタッフブログが2015年11月26日 17:10に書いたブログ記事です。

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