十日の菊

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こんにちは。0903 002.JPG
翻訳ACNの櫻井です。

9月に入りだいぶ暑さがおさまり、東京ではエアコンの要らない日も出てきました。
ここ数日は秋霖で洗濯ものが乾きにくくて困っています。

先日、趣味で足掛け15年ほど続けている詩吟の発表会がありました。
ご存知の方もいらっしゃると存じますが、詩吟とは漢詩や和歌などを、
節調という独特の節回しで吟ずる(歌う)ことを言います。

英語ですと、Chinese recitationというそうです。やはり漢字に敬意を表して、
Chinese なのですね。オーストラリアの友人に、Japanese a cappella music と
説明しても、ちんぷんかんぷんだったことがあります。

年に数回大きな発表の場、大会と呼ばれるものがあるのですが、
今回はその中のひとつ、「青少年大会」でした。
この青少年大会、実は青少年の部には年齢制限があるのですが、
なぜか2年前からすでに、その年齢制限を越えているのに、
今回も青少年としての参加です・・・(笑)。

詩吟を始めた15年ほど前は、9時30分に始まって、夕方6時近くまで
大会は丸一日仕事でしたが、最近は2時過ぎにはすべてのプログラムが
終了してしまいます。それだけ詩吟人口が日本の人口減少に合わせてか
減少しているのです。今回の参加最高齢は、95歳の女性でした。
背筋がぴんとして姿勢がよく、その年齢にはまず見えません。
詩吟をやっている皆さんはお元気な方が多いです。

こんな風に日本社会の縮図のような詩吟界ですが、
ただ、ちょっと希望があるのは「少年少女」の部に、
毎年地域の小学生が参加してくれることです。
僕らがまず出せないようなものすごく高い声で吟じてくれます。

今回はわたくしは、菅原道真の「九月十日」を吟じました。
御役御免となって大宰府に移った道真が、その胸の内を詠んだものです。
普段デスクワークですので、たまに普段よりも、
大きな声を出すとすっきりします。

九月に入りましたが、十日の菊、なんとなく寒々しい感じですが、
我が家の朝顔が、最後のひと踏ん張りとばかりに咲き誇っています。

では、また。

(櫻井)

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このページは、翻訳のACN スタッフブログが2015年9月 3日 12:06に書いたブログ記事です。

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