回文

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270fa2b561c3b2076d16a2c5586705ee.jpgこんにちは。

翻訳ACNの櫻井です。

皆さんは「回文」という言葉を聞いたことがありますか?
英語では、Palindromeといいます。
回覧板のことではありません、念のため。
昔テレビコマーシャルで「上から読んでも山本山、下から読んでも山本山」
というのが流行りました。あの上から読んでも、下から読んでも、
文字ないし音節の出現する順番が変わらず、なおかつ言語として
ある程度意味が通じる文字列のことをいいます。

この定義からすると、山本山(やまもとやま)は回文ではありません。
ただあれはあれで耳にこびりついて離れませんね。
あのようなものを earworm、耳虫というそうです。
この時期、私を悩ますearwormは近所から早朝聞こえてくる
「ラジオ体操」のテーマ曲です。
新しい朝が来た?希望の朝だ♪
午前中いっぱい回っていることがあります・・・。
それはさておき、今日は回る文の方です。

例えば日本語ですと、
 「弱いわよ、阪神は、弱いわよ」(よわいわよ、はんしんは、よわいわよ)
最近阪神は好調なのでファンに叱られそうですが・・・。

「夜人参煮るよ」(よるにんじんにるよ)
 「ダンスが済んだ」(だんすがすんだ)
 「イカ食べたかい?」(いかたべたかい)
 「夏まで待つな!」(なつまでまつな)

一方、英語にも沢山あります。

"Borrow or rob?" 
(借りようか、それとも盗んじゃおうか?)
"Was it a bar or a bat I saw?"
(おれが見たのは棒か?それともコウモリか?)
"Madam, I'm Adam."
(奥さん、私はアダムです)
Panda had a nap
(パンダが居眠りしてた)
No lemon, No melon
(レモンなくしてメロンなし)
Never odd or even.
(奇数でもないし、偶数でもない)

単語レベルでは、「civic (市民)」、「radar (レーダー)」、
「refer (言及する)」など。
本当に同じように聞こえるか実証するには、
録音して逆回転再生するとわかるそうです。
不思議なことに、ちゃんと左から音読した場合と同じように聞こえるそうです。

このように回文は前から読んでも後ろから読んでも、
音節や意味がまったく同じものですが、
これに対して「gateman」(門番)を後ろから読むと「nametag」(名札)になります。
このように前から読んだ場合と後ろから読んだ場合で意味が変わるものを
semordnilap (シモードニラップ)と呼ぶそうです。

これはお分かりですね。palindromes(=回文)を後ろから読んで作られた造語だそうで、
「semordnilap」という単語自身がsemordnilapの例になっています。
この言葉は論理学者のDmitri A. Borgmannによって作られたとされています。

是非、みなさんもpalindromes と semordnilap を作ってみてはいかがでしょうか。
では、また。

(櫻井)

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このページは、翻訳のACN スタッフブログが2015年7月23日 13:51に書いたブログ記事です。

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